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「天井裏からガサガサ音がする…」
「キッチンで黒いフンみたいなものを見つけた…」
そんな不安を抱えて、このページにたどり着いたのではないでしょうか。
ネズミの被害は、放っておいても自然に解決することはありません。むしろ、繁殖して被害が拡大する一方です。
実は以前、西新宿のアパートに住む知人や、歌舞伎町周辺で飲食店を営むオーナーから「ネズミが出た!どうすればいい?」と泣きつかれたことがあります。
その時、慌ててネットで見つけた「格安」を謳う業者を呼んでしまった結果、「壁の穴ふさぎや清掃は別料金です」と言われ、最終的に想定外の高額請求になってしまった…という痛い失敗談を目の当たりにしました。
この経験から、表面的な安さだけで業者を選んではいけないと痛感しています。
この記事では、新宿区ならではの地域情報や行政の対応を踏まえ、本当に信頼できる業者の選び方を徹底的に解説します。
💡この記事でわかること
- 新宿区役所が「やってくれること」と「やってくれないこと」
- 新宿区内に実店舗がある業者と、出張対応業者の違い
- 「最低料金」の罠と、追加費用のカラクリ
- 再発を防ぐための保証条件の正しい見方
- 賃貸住宅や飲食店での正しい初期対応
- 悪質な高額請求トラブルを未然に防ぐコツ
あなたの大切な家やお店を守るために、ぜひ最後までじっくりお読みください。
新宿区でネズミ被害が疑われるときの結論
結論から言います。
新宿区役所は、個人の家までネズミの駆除に来てはくれません。
区の役割はあくまで「相談」と「自力対策のサポート」です。
室内で繰り返しネズミの足音がしたり、フンを見かけたりする場合は、行政への相談と民間業者への依頼を賢く使い分ける必要があります。
室内被害と屋外での目撃を分ける
まず、ネズミを「どこで」見たかが重要です。
外のゴミ捨て場や繁華街の路地で見かけるのは、主にドブネズミです。一方、天井裏や壁の中など「室内」に侵入してくるのは、警戒心の強いクマネズミであることが多いのです。
屋外のネズミ問題は地域の環境対策の側面が強いですが、家の中に入り込まれた場合は、早急に「あなたの家への侵入口」を塞ぐ個別対策が必須となります。
出典:新宿区「屋外ねずみ対策」
今すぐ行う応急対応
業者が来るまでに、これ以上被害を広げないための応急処置を行いましょう。
ネズミは、わずか2.5cmほどの隙間(500円玉程度の穴)があれば簡単に侵入してきます。
まずは、食品を出しっぱなしにせず、プラスチックや金属の密閉容器にしまいましょう。そして、生ごみの処理を徹底し、段ボールや新聞紙などの「巣の材料」になるものを片付けます。
無理に高所や壁の奥を覗き込むのは危険です。目に見える範囲の整理整頓にとどめてください。
出典:新宿区「ねずみにお困りの方へ」
区役所への相談と業者依頼の違い
区役所の窓口と、民間業者の違いを整理しました。
| 状況 | 最初の連絡先・対応 |
|---|---|
| 駆除方法の相談・試供品が欲しい | 新宿区健康部衛生課環境衛生係 (03-5273-3841) |
| 天井裏で音がする・室内で姿を見た | 民間駆除業者へ現地調査を依頼 |
被害が進行している場合は、迷わずプロの業者に被害箇所を伝え、調査を急ぎましょう。
新宿区で依頼できるねずみ駆除業者
ネットで「新宿区 ネズミ駆除」と検索すると、たくさんの業者が出てきますよね。
しかし、「新宿区対応」と書いてあっても、新宿区内に店舗や事業所があるとは限りません。
ここでは、業者の実態を3つに分類して比較します。
新宿区内に現行事業所がある業者
区内に拠点を構えている業者は、物理的な距離が近く、地域環境に明るいのがメリットです。
たとえば、「株式会社シー・アイ・シー」は新宿区西新宿(新宿ワシントンホテルB1F)に事業所があることが公式に確認できます。
ただし、こういった企業はビルや大型施設の管理色が強いため、一般住宅の駆除に対応しているかは事前に確認が必要です。
区外から新宿区へ出張対応する業者
検索結果の上位に出てくる多くの業者がこのタイプです。
例えば以下のような企業があります。
- ミヤコ消毒(本店:北区。※旧新宿事業所は2023年7月に本店へ統合済みです。古い情報サイトにご注意ください)
- サンキョークリーンサービス(江東区)
- セイコークリーンサービス(区外・東京全域対応)
- FCC(神奈川県藤沢市)
これらの業者は遠方からでも出張してくれますが、交通事情等で到着まで時間がかかる場合があります。「地域密着」というキャッチコピーに惑わされず、出張条件や施工実績をしっかり見極めましょう。
所在地・施工主体の確認が必要なサービス
「24時間受付」を謳うサイトの中には、自社で施工するのではなく、提携する地域の作業員(下請け)を派遣するマッチング・送客サービスも多く存在します。
これらは緊急時の対応スピードに優れる反面、実際に訪問する施工会社によって、料金や保証の条件が変わるという特徴があります。依頼する前に、「実際に来る会社名」と「保証書の発行元」を確認することがトラブル回避のコツです。
新宿区対応業者の料金と追加費用
業者のサイトを見ると「数千円〜」という破格の料金が目に飛び込んできますよね。
しかし、最低料金だけで比較するのは非常に危険です。ネズミ駆除の費用は、被害状況によって大きく跳ね上がります。
公式サイトで確認できる最低料金
新宿区へ出張対応している業者の公式料金の一例です。
- ミヤコ消毒: 10~19坪 27,500円(税込)~
- セイコークリーンサービス: 床面積10坪まで 基本料金 58,000円(税込)~
このように、面積を基準にしているケースが多いですが、これはあくまで「基本のスタートライン」です。
見積もり後に料金が変わる主な条件
最終的な総額は、以下の要素で変動します。
- 侵入口の封鎖箇所数と、使う材料(金網、専用パテなど)
- フンや死骸の撤去、清掃・消毒・消臭作業の有無
- 高所作業や狭所作業が必要か
- 深夜や休日の割増料金、駐車場の実費
- 保証期間の長さ
悪質な業者は、最初の見積もりに「侵入口の封鎖」や「清掃」を含めず、後から追加で請求してきます。見積書に「一式」としか書かれていない場合は、必ず内訳を質問してください。
全国相場を新宿区相場として断定できない理由
比較サイトなどで「ネズミ駆除の相場は〇〇万円」と書かれていることがありますが、鵜呑みにしないでください。
新宿区は、密集した住宅地や築古アパート、さらには飲食店が立ち並ぶ繁華街など、建物の構造や環境が極めて複雑です。隣接する建物から侵入してくるケースも多く、全国平均のデータはあまり参考になりません。
だからこそ、あなたの家(お店)を実際に調査してもらい、同じ作業範囲で2~3社から相見積もりを取ることが最強の防衛策となります。
駆除作業と保証内容の比較
ネズミ駆除は「追い出して終わり」ではありません。
最も重要なのは、二度と入らせないことです。
捕獲・薬剤だけでは再侵入を防げない
毒餌(殺鼠剤)や粘着シートでネズミを退治しても、家に「通り道(穴)」が開いたままでは、また別のネズミがすぐに入ってきます。
業者のサービス内容に、物理的な「侵入口封鎖」が含まれているかを真っ先に確認してください。
侵入口封鎖と清掃・消毒
ネズミには多数のダニやノミが寄生しており、フンには病原菌が含まれています。
業者の見積もりに、駆除後の「巣の撤去」「清掃」「殺虫・消毒」が別料金になっていないか、書面でしっかり確認しましょう。
保証期間と保証対象外条件
多くの業者が「最長〇年保証!」とアピールしていますが、期間の長さより「保証の対象外になる条件」を見るのがプロの視点です。
⚠ よくある保証対象外のケース
- 業者が施工した穴「以外」に、新たな侵入口ができた場合
- 家の増改築や、建物の経年劣化によって隙間ができた場合
- 定期点検(有料の場合あり)を受けなかった場合
- 店舗や集合住宅など、環境的に再発リスクが高い物件の場合(期間が短縮される傾向にあります)
「絶対に再発しません」と断言する業者は、逆に疑ってかかるべきです。契約前に「どこから再侵入した場合が無料保証の対象になるのか」を必ず質問しましょう。
参考:サンキョークリーンサービス(保証についての記載例)
自分で対応できるケースと業者へ相談するケース
すべてを業者に頼むべきか、市販のグッズでDIYできるのか。その判断基準をお伝えします。
食品・ごみ・巣材を除く
まだネズミを目撃したのが1回だけで、被害箇所がごく一部の場合は、自力で環境を改善できる可能性があります。
新宿区が推奨する「防除三原則」に従い、エサとなる食品を隠し、巣の材料(紙や布)を片付けることから始めましょう。
粘着シートや殺鼠剤を使う場合
ネズミの通り道(壁際や部屋の隅、黒いラットサインがある場所)が明確に分かっている場合は、市販の粘着シートを敷き詰めるのも手です。
ただし、ペットや小さなお子様がいるご家庭では、殺鼠剤の誤飲リスクがあるため、使用には細心の注意が必要です。
天井裏・壁内・複数箇所は業者相談を優先
以下のような症状がある場合は、自力での解決は困難です。
- 天井裏や壁の中から、毎晩ドタバタと音がする
- 複数の部屋でフンが見つかる
- 市販の罠を仕掛けても、一向に捕まらない
無理に天井裏に入ってケガをしたり、壁の中でネズミが死んで強烈な腐敗臭が発生したりするリスクがあります。被害が広い場合は、早急にプロの調査を検討してください。
新宿区役所・保健所に相談できること
新宿区ならではの公的なサポート制度を知っておきましょう。
衛生課環境衛生係の相談
ネズミの被害に困ったら、まずは新宿区健康部衛生課環境衛生係(電話:03-5273-3841)へ相談できます。
住環境の対策や、自力で駆除するためのアドバイスを無料で受けることができます。
殺鼠剤・粘着シート試供品
新宿区では、ネズミでお困りの区民に対して、殺鼠剤や粘着シートの「試供品」を無料配布しています。
配布窓口は衛生課窓口や特別出張所です。在庫や数量に限りがあるため、事前にFAQ等で確認してから受け取りに行きましょう。
出典:新宿区「ねずみ対策FAQ」
区が個人宅を無料駆除するわけではない
繰り返しになりますが、区の職員があなたの家にやってきて、天井裏に潜ってネズミを捕まえたり、穴を塞いだりしてくれるわけではありません。個別の駆除作業は、民間業者に実費で依頼する必要があります。
大久保・百人町、歌舞伎町の屋外対策
新宿区は、繁華街周辺の「屋外」におけるネズミ対策(主にドブネズミ)には力を入れています。
例えば、大久保・百人町地区では毒餌ボックスを設置する事業が行われています。
令和6年度の区の資料によると、屋外毒餌の喫食量から算出した推計致死個体数は824匹(※回収した死骸数ではありません)。しかし、令和7年度も総喫食量が同程度だったことから、生息状況がすぐに戻ってしまうという厳しい現実も示されています。
出典:新宿区「令和6年度大久保・百人町地区結果」
賃貸住宅でネズミが出た場合
アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいの場合、持ち家とは対応手順が異なります。
入居者が最初に行うこと
ネズミのフンを見つけたり、被害箇所(かじられた跡など)を発見したら、すぐにスマホで写真を撮って記録してください。証拠を残すことが第一歩です。
大家・管理会社に伝える情報
ご自身で業者を呼ぶ前に、必ず大家さんか管理会社へ連絡してください。
「いつから」「どの部屋で」「どんな被害があるか」を具体的に伝えます。
無断で穴をふさいだり工事を依頼したりしない
賃貸物件の所有権は大家さんにあります。入居者が勝手に壁に穴を開けたり、業者を呼んで高額な工事を依頼してしまうと、後から「原状回復」を求められたり、費用の支払いで揉める原因になります。
費用負担は原因・契約・共用部かで異なる
「駆除費用は絶対に大家さんが払うべき」と思い込んでいる方が多いですが、一概には言えません。
建物自体の老朽化(外壁の隙間など)が原因なら大家さんの負担になることが多いですが、入居者がゴミを溜め込んで不衛生にしていたことが原因の場合、入居者負担となることもあります。賃貸借契約書を確認し、管理会社と協議しましょう。
困ったときは、新宿区の住宅課居住支援係(住宅相談)も活用できます。
出典:新宿区「住宅相談」
店舗・飲食店・法人施設のネズミ対策
新宿区は飲食店が多く、ネズミの被害が営業に直結するシビアなエリアです。
ごみ保管と侵入口管理
店舗の裏口や厨房に放置された生ごみは、ネズミにとって最高の餌場です。まずは廃棄物の管理を徹底し、シャッターの隙間や換気扇の開口部など、侵入経路を物理的にシャットアウトする必要があります。
歌舞伎町周辺のふた付き容器貸付け
新宿区ならではの取り組みとして、歌舞伎町周辺などの指定地域において、要件を満たす事業者を対象に「ふた付きごみ容器」の無料貸付けを行っています。
カラスだけでなくネズミ対策としても非常に有効ですので、対象になるか新宿清掃事務所事業系ごみ減量係(03-3950-3814)に確認してみましょう。
出典:新宿区「ふた付きごみ容器の貸付けについて」
営業時間外施工・定期管理・報告書
店舗の駆除を依頼する場合、お客様の目に触れないよう「営業時間外(深夜・早朝)」の作業に対応できる業者を選ぶ必要があります。
また、一度の駆除で終わらせず、定期的な点検(モニタリング)と、衛生管理の証拠となる「作業報告書」を発行してくれる法人向けサービスを持つ業者を選びましょう。
保健所への衛生相談
飲食店の衛生状態に関する一般的な相談は、新宿区保健所の食品保健係で受け付けています。
出典:新宿区保健所「食品衛生」
高額請求や悪質な契約を避ける方法
最後に、最も注意すべき「業者との契約トラブル」を防ぐ方法を伝授します。
国民生活センターでも、レスキューサービス関連のトラブル喚起がされています。
出典:国民生活センター「暮らしのレスキューサービスのトラブル」
極端な低価格広告だけで選ばない
「4,000円で完全駆除!」といった極端に安いネット広告には裏があります。現場に来てから「この状況では大掛かりな工事が必要です」と不安を煽り、数十万円の契約を迫る手口が存在します。
現場で即決しない
調査に来た担当者が「今すぐやらないと家がボロボロになりますよ」「今日契約すれば値引きします」と急かしてきても、絶対にその場でハンコを押してはいけません。「家族(または大家)と相談してから決めます」と毅然と断り、比較する時間を作りましょう。
見積書に記載してもらう項目
優良な業者は、見積書が非常に詳細です。
以下の内容が明記されているかチェックしてください。
- 作業内容: 侵入口の封鎖箇所(何か所か、どの材料を使うか)
- 清掃範囲: フン・巣・死骸の撤去、殺虫・消毒が含まれているか
- 追加費用: 見積もり後に追加料金が発生する条件はあるか
- キャンセル: いつからキャンセル料が発生するか(調査後か、契約後か)
契約トラブルの相談先
もし強引な勧誘を受けたり、高額請求でトラブルになってしまった場合は、一人で悩まずに相談窓口を利用してください。
新宿区内在住・在勤の方なら、新宿消費生活センター(03-5273-3830)へ。
または、消費者ホットライン「188(いやや)」にダイヤルしてください。
出典:新宿区「新宿消費生活センター」
よくある質問と問い合わせ前の最終判断
市販品だけで駆除できるか?
ごく初期(目撃1回程度)であれば可能性がありますが、壁内や天井裏で繁殖している場合は、市販品だけでの完全駆除は非常に困難です。
新宿区が無料で駆除するか?
しません。相談や試供品の配布は行っていますが、民家への訪問駆除サービスはありません。
当日対応できるか?
緊急対応を謳う業者(送客サービスなど)であれば可能ですが、深夜料金や特急料金が加算される場合があるため、電話の時点で概算費用や出張料の有無を確認してください。
賃貸で先に業者を呼んでよいか?
おすすめしません。まずは管理会社・大家さんへ連絡し、指示を仰いでください。無断工事はトラブルの元です。
清掃・消毒を含むか?
業者によって異なります。「基本料金」には捕獲罠の設置しか含まれておらず、消毒や清掃が別料金になっているケースが多いため、必ず見積書で確認してください。
保証期間中も費用がかかるか?
保証対応の際、「出張費」や「材料費」が別途かかる契約になっていることがあります。期間の長さだけでなく、無料となる作業の範囲を契約前に確認しましょう。
まとめ:新宿区でのネズミ駆除を成功させるために
✅ 記事のまとめ
- 新宿区役所は相談と試供品配布のみ。訪問駆除はしてくれない。
- 「新宿区対応」の業者でも、区内に拠点があるとは限らない。出張条件を確認する。
- 最低料金に惑わされない。侵入口封鎖・清掃・消毒を含めた「総額」で比較する。
- 「最長〇年保証」より、「保証対象外になる条件(新たな穴など)」を必ずチェックする。
- 賃貸物件の場合は、勝手に業者を呼ばず、先に管理会社・大家へ連絡する。
- 即決は厳禁。必ず2~3社から同じ施工範囲で見積もりを取り、比較する。
ネズミの被害は放置すればするほど、精神的にも金銭的にも負担が大きくなります。
まずは、焦らず冷静に被害状況を把握し、信頼できる業者へ調査を依頼することから始めてみてください。あなたの家やお店の平和が、一日でも早く戻ることを願っています。

